アダプティブテクノロジー

ウェブページ作成のヒント


ルビをよりよく表示するなどのために、ホームページは下記の要領で作成されますことをお薦めします。

                   目  次

    1.ユーザー辞書を利用する
    2.あらかじめ読みをつける場合は ruby タグを使用する
    3.文字セット名(charset)を記述する
    4.半角カタカナは使用しない
    5.機種依存文字は使用しない
    6.<script> では絶対アドレスを使用する
    7.特殊文字の記述方法
    8.ルビ振りを除外する方法

ご不明な点はヘルプデスクまでお問い合わせください。

1.ユーザー辞書を利用する

組み込みタイプの場合、ユーザー辞書を利用しますと、固有名詞や専門用語など、特別な読みを持つ漢字でも、正しくルビを振ることができます。また、ページ単位、ディレクトリー単位で読みを変えることもできます。詳細は、ユーザー辞書 使用方法をご覧ください。

なお、ユーザー辞書の機能のご利用は有料サービスとなります。



2.あらかじめ読みをつける場合は ruby タグを使用する

漢字等に読みをつける場合、ひらがなをかっこでくくるのが一般的ですが、ruby タグを使用することをお薦めします。

ruby タグを使用すると、ルビ振りサービスでルビを振ってもルビが二重になることはありません。また固有名詞などに ruby タグを使ってあらかじめルビを振っておけば、誤ったルビが振られることはありません。 (参考: ruby タグは、XHTML で定義されているタグです。)


記述例:大和(やまと) の場合

  <ruby><rb>大和</rb><rp>(</rp><rt>やまと</rt><rp>)</rp></ruby>



3.文字セット名(charset)を記述する

ウェブページサーバーの HTTP ヘッダーに、文字セット名が記述されていない場合は、各ページに文字セット名を記述することをお薦めします。記述がない場合は、文字セットの種類を推定するために時間がかかり、それだけそのページの表示が遅くなります。まれに推定を誤ることがあるかも知れません。

指定した文字セット(推定を含む)に定義されていない文字は、その文字の替わりに ? が表示されます。


記述例:<head>と</head>の間に次の記述を挿入する

文字セットが EUC-JP の場合
  <meta HTTP-EQUIV="content-type" CONTENT="text/html; charset=euc-jp">

文字セットが Shift_JIS の場合
  <meta HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=shift_jis">


4.半角カタカナは使用しない

半角カタカナは使用しないことをお薦めします。半角カタカナはメールを含めインターネットでは使用しないことになっています。ルビ振りサービスでは、半角カタカナを全角カタカナに変更することがありますが、何らかの理由で不具合が生じることもあります。なお、半角カタカナには、次の半角文字も含まれます。(ここでは全角で表示しています)


    。(句点)    「(かぎかっこ)    」(かぎかっこ)    、(読点)    ・(中黒)    ゛(濁点)    ゜(半濁点)


5.機種依存文字は使用しない

上記の半角カタカナと同様、機種依存文字はインターネットでは使用しないことになっています。機種依存文字は使用しないことをお薦めします。ルビ振りサービスでは、機種依存文字の替わりに ? が表示されることがあります。例えば、丸数字(数字を丸で囲んだ文字)や、(株)やTEL を一文字にしたものなどは、機種依存文字です。



6.<script> では絶対アドレスを使用する

スクリプト内で指定するアドレスは、絶対アドレスを使用することをお薦めします。相対アドレスで指定した場合は、指定されたアドレスが正しく判断されず、スクリプトが動作しない場合があります。なお、スクリプト内の表記そのものは、コメント記号 <!-- と --> でくくることになっています。



7.特殊文字の記述方法

下記の矢印左側の文字は、HTML では特殊文字として扱われ、テキスト文字(普通に表示される文字)として記述する場合はそのまま記述せず、矢印右側の文字列(& と ; で囲む)で表すことになっています。直接記述した場合は、その文字が表示されなかったり、表示が乱れたりすることがあります。


    <    --->    &lt;
    >    --->    &gt;
    &    --->    &amp;
    "    --->    &quot;


8.ルビ振りを除外する方法

地名リストなど固有名詞が多いページは、ルビを振らないようにページ単位で設定することができます。ルビ振りを除外するページのヘッダー部分に下記の記述をすると、そのページはルビが振られません。そのページ内のリンクアドレス(URL)は変換されますので、リンク先のページにはルビが振られます。

なお、ヘッダー部分とは、ヘッダータグ (<head> と </head>) に挟まれた部分です。


    <!-- *** Do not ruby *** -->